妊活中は、食べ物にも、気を使いたいですね。
患者さんからよく質問されるのが、
「先生、甘いもの食べたらよくないですよね。」
はい、よくないです。
でも、食べたくて食べて、罪悪感で。というのは、本当によくありません。
食べない方法を考えたいですね。それは、また、別の機会に話します。
今日は、とても危険な人工甘味料のお話です。
砂糖はよくないから、カロリーオフを購入しています。
という方。
今日から、それ、やめましょう。
カロリーオフの中身は、アステルパーム・アセスルファムカリウム(アセスルファムk)・スクラロース・ステビアなどの人工甘味料です。
3大猛毒人工甘味料
①アステルパーム
スクロース(ショ糖)の約100~200倍の甘み
疑われる副作用
失明、腫瘍、脳障害、頭痛、気分障害、ポリープ、心臓発作、不眠症、うつ、機能低下、アルツハイマー
アスパラギン酸とアフェニルアラニンの結合物で、フェニルケトン尿症の人は、特に危険。
②アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
スクロース(ショ糖)の約200倍の甘さ
疑われる副作用
動物実験で、肝臓障害、免疫力低下
動物実験では、妊娠したラットから赤ちゃんへの移行が確認されているので、妊娠中・授乳中は避けるべきでしょう。発がん性はないという研究結果もあるが、塩化メチレンが含まれていることから、塩化メチレンは、発がん性が疑われているので、やはり、疑わしいものは、体には入れたくないですね。
③スクラロース
スクロース(ショ糖)の約600倍の甘さ
疑わしい副作用
腸内の良い菌の半分を殺してしまう。薬の吸収を妨げるなど。
そもそも、カロリーオフで、ダイエットできるのか?
今まで、人工甘味料を使ったことで、ダイエットに成功したという調査報告はないようです。
では、なぜ、ダイエットにいいと言われているのか?
確かに、人工甘味料自体には、カロリーは少ないです。
ゼロではありません。
日本の表示のルールとしては、
100ml当たり、5kcal未満でしたら、「カロリーゼロ」「ノンカロリー」「フリー」「レス」と表示していいと許可されています。
また、100ml当たり、糖質0.5g未満でしたら、「糖質ゼロ」と書いてもいいそうです。
全然、ゼロじゃないやん。
人工甘味料は、体内で消化できない。代謝されないので、エネルギーゼロと言われています。
しかし、この循環は、肝臓、腎臓に負担をかけてしまいます。
また、インスリン耐性ができ、血糖値が下がりにくくなり、糖尿病の危険も含んでいます。
さまざまな調査結果
①アメリカ国立衛生研究所
264,000人の中高年の方を集め、毎日4本以上、人工甘味料の入った飲み物を飲むグループは、
飲まないグループに比べて、うつの発症が31%高くなった
②ハーバード大学
3000人以上の女性を11年間追跡調査
毎日2缶以上ダイエットソーダを飲んだグループは、飲まなかったグループに比べて、腎機能が30%低下
③ネイチャー
2014年に人工甘味料は、腸内細菌に作用して、代謝異常を起こす
腸内フローラが異常になるということは、免疫、アレルギー、精神疾患など、大きく影響がありそうです。
すぐに、やめましょう。
ドリンク、ジュース、グミ、ゼリー、ヨーグルトなど、いろいろな食品に含まれています。
食品を購入するときは、原材料を見て、人工甘味料がないものを選びましょう。
参考文献 トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ