今日は、私の鍼灸の道に進むきっかけになったお話です。
私が鍼灸院に通うようになったきっかけは、
ある知人に、最近なんか、原因わからんけど、しんどいねん
と軽く言ったら、
「あの鍼灸院は何にでも効くから、だまされたと思って行ってみたら?」
と言われたことです。
当時、私は、体がだるくて、午後は微熱が続くし、
生理痛も時々頭痛もありました。
鍼灸は、肩こり、腰痛には効くかもしれないけど、
私のような症状にはどうかしらと疑心暗鬼でした。
しかし、やはりしんどいので、数日迷いましたが、
騙されてもいいかと思って予約しました。
行った鍼灸院は、女性の先生で、ほかに男性の院長もいました。
女性の先生は、脈を診て、鍼をあてるという方法で、
刺さなかったです。
初回は、あまり効果がわかりませんでした。
3回目くらいの時に、頭痛がするので、
告げると、また、脈を診て、
足の甲に針をあてて数秒じっとしていると
頭痛が溶けてなくなっていく感覚に驚きました。
そして、小さくなって、点になって、消えていきました。
それが、経絡治療という方法だと後で知りました。
今、私も経絡治療をしています。
鍼をあてて、あてるだけで変化が起こる、あの時の感覚を
忘れる事ができません。
今、一本の鍼をして、
脈が変わる
体が変化する
そして、患者さんも変わっていくのをみて、
この仕事に感謝しています。
なんにでも効く鍼灸院は、
なんにでもなれるという事まで
体験させていただきました。