鍼灸には、いくつも、治療法があります。
今日は、子午治療についてお話します。
子午治療とは
子午治療はしごちりょうと読みます。
経絡は、12本ありますが、
子午関係にある経絡に針、お灸などで施術することで、
対応する経絡の滞りをとり、症状を緩和します。
当院では、痛みや運動に問題がある場合、
使います。
例えば、右の肩が上がらない症状(痛みの個所は、大腸経)
左の腎経の大鐘の圧痛に対し、鍼、またはお灸をする
直後に肩の動きがよくなり、痛みも減少する場合があります。
このように、対応する経絡を知ることで、
治療できるケースがあります。
- 陰経 陽経
- 足の厥陰肝経 蠡溝 足の少陽胆経 光明
- 手の少陰心経 通里 手の太陽小腸経 支正
- 足の太陰脾経 公孫 足の陽明胃経 豊隆
- 手の太陰肺経 列缺 手の陽明大腸経 偏歴
- 足の少陰腎経 大鐘 足の太陽膀胱経 飛陽
- 手の厥陰心包経 内関 手の少陽三焦経 外関
当院で行っているのは、上にあげた絡穴です。
痛みの個所の対応する絡穴を探ります。
反対側のツボの方が多いが、同じ側に痛みが出ることもあります。
この治療法は、患者さんの痛みを減らすことができるので、
痛みのある患者さんには、試しています。
鍼は、このように、即効性があります。
薬を飲んでも、30分は待たなくてはいけませんよね。
鍼は、刺してすぐ、変化があります。
急性の症状には、特に効果があります。
ぜひ、お試しください。