患者さんとお話して感じることは、みなさん、とても真面目で頑張り屋さんだということです。
私も、以前はそうでした。
社会人になりたての時は、早く仕事を覚えて一人前にと、残業も惜しまなかったですし、周りに迷惑をかけたくなかったです。
子供が産まれたら、子どもにとっていい事は、出来る限りしたいと思いました。
でもね、徐々に、体に異変を感じはじめました。
それが私の場合、30代後半のメニエール症候群でした。
その時から、気持ちを切り替えて、自分に甘くなりました。
それでも、すぱっと切り替えれたわけではありません。
台所が片付かないで、寝たり、子どものおもちゃが散らかった部屋に自己嫌悪を感じながら、
できない自分を責めました。
体を壊してもなお、自分を責めてしまうのです。
私の患者さんの多くの方が同じような感じです。
それほど、責任感が強いのです。
私は、患者さんに言います。
「もし、あなたの友達なら、あなたにどう言いますか?きっと、気にせず休んでと言うでしょう。」と。
ご自身をあなたの大切な人のように扱ってください。
お風呂に入ったら、ヘアサロンで受けているように丁寧に自分にシャンプーしてみてください。気持ちのいい布団を用意してあげてください。
また、元気になったら、いつでも働けるので、今は休む時なんだよと言ってください。
そう出来たら、人にも優しく出来ます。