普通に考えて、腰痛の鍼灸施術は腰に鍼を刺します。肩コリなら肩に鍼、お灸をします。
しかしそれが最良ではない場合もあります。
当院の治療方針は、東洋医学に基づき五臓の働きを整え、ご自身の自然治癒力を高めることを目指します。
ですから、腰痛も肩こりも五臓の働きをよくするためのツボを使います。
例えば、腰痛について話します。
まず、どこが痛いか、よく観察します。触って確認します。筋肉のコリ、冷えなども確認します。次は、動かしてもらってどの動きで痛いかを確認します。
前に倒して痛い場合、肝の働きが悪くなっている、そらして痛い場合は腎の働きが悪くなっていると推測します。
そして、前屈で痛みがでる場合は肝のツボ、曲泉(きょくせん)や太衝(たいしょう)に鍼をすることが多いです。さらにお尻のコリも確認し、お尻の環跳(かんちょう)などに鍼、お灸をすることもあります。お尻は自覚症状がない方が多いですが、意外に凝っています。
痛い時、鍼を刺すことは慎重にします。なぜなら、そこは炎症を起こしている事があるからです。特にぎっくり腰などの急性の場合は、刺す事で悪化する事もあるので、注意が必要です。
その方のお身体の状況を見極めてその方に合ったツボを選んでいます。
お悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
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