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2020.05.22鍼灸

脈診とは何か?

治療中、何度も脈を診ますが、
「何がわかるんですか?」と聞かれます。

 

脈診とは、今日は、少しむつかしいお話になるかもしれません。

 

できるだけ、分かりやすくお伝えしようと思います。

 

東洋医学の経絡治療においては、

脈で、その方の体を探り、ツボをさぐります。

 

古代中国の医学書を言われる、難経(なんぎょう)に、
示され、日本では、昭和14年くらいに、経絡治療の指針として、
確立されたといわれています。

 

脈診には、脈状診というのと、

比較脈診があります。

 

 

脈状というのをまずは診ています。

脈状とは、速さ、、皮膚に対しての深さ、強さです。

私たちは、遅数、浮沈 虚実(ちさく、ふちん、きょじつ)と呼んでいます。

 

脈は、早くなく遅くなく、皮膚から浅すぎず、深すぎず、
また、しっかりとはっきりと打っている脈がよい脈といいます。

 

そこから、外れている脈を、鍼灸をすることで、
いい脈に変えていこうというのが、
経絡治療の考え方です。

 

ですから、その症状を取るより、脈を変えることで、
症状が取れると考えます。

 

それほど、脈は、体を教えてくれるものなのです。

 

明日は、比較脈診について書きます。

 

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