開業前、2014年までは整形外科病院のリハビリテーション科で鍼灸をしていました。その前は数カ月整骨院で勤務していました。
今日は、その病院での話です。
病院で鍼灸をしているのは稀です。周りでほとんど聞きません。その病院では私が勤めていたころの10年も前から鍼灸治療をリハビリテーションとして取り入れていました。鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師合わせて20名以上が勤務していました。正社員の方の方が多かったですが、私は午前診だけのパートタイムでした。
1人1ベットが与えられました。特別研修などはなく、整骨院で勤務していたから大丈夫でしょうという事で、即施術に入りました。院でのルールを教えられて、いきなりです。
整骨院でも15分ほどでしていましたから、それは大丈夫でしたし、自分のやり方でやっていいという事なのでありがたかったです。自分の中である程度治療スタイルは出来ていました。
経絡治療で浅く刺す、または刺さない接触鍼という方法です。
他の鍼灸師の施術方もさまざまでした。通電といって、鍼に電気を通すやり方をされる先生、鍼灸師ですが、手技療法の方が得意な先生。刺激の強めの鍼をする先生。性格もさまざまで、無口な先生、よく話す先生。面白い事に、無口な先生の所には、無口な患者さん、よく話す先生には、おしゃべり好きな患者さんが来られていて、まさに、類は類を呼ぶです。もちろん、私の患者さんは楽しくおしゃべりする方が多かったです。
そこで、さまざまな先生の施術を見せていただきながら、さまざまな症状の方を診させていただき、経験を積むことができました。約2年の勤務でしたが、あれがなければ今はなかったと感謝しています。