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2024.04.17鍼灸

患者さまごとの治療の大切さ☆東洋医学に基づいた鍼灸

今日は、当院で行っている治療方針をお話します。

当院では、東洋医学の考えに基づき、患者さんの病気や、症状ではなく、体質を改善する目的ではり、灸を行います。

たとえば、不妊症で治療する場合、決まったツボがあるかというとありません。

その方の体質を見極めます。その体質というのは、五行論というものです。人は、肝、心、脾、肺、腎が体の要で、そのどれかが弱っている時に、症状が出て、それがさらに、病気を引き起こします。

 

五行論 相関図

そして、この図のように、五行は関係しあっているので、やじるしに影響しあいます。

患者さんを診る時は、問診・触診・脈診をします。

そうして、決まったツボに鍼をします。いたってシンプル、かつ効果絶大です。
なぜなら、体質を変えるだけで、数々の症状が消えていきます。もちろん、1回では難しいです。逆にそこを変えない限り、対処療法をしても、また症状は表れてきます。

 

不妊症の方の例を話しましょう。

不妊治療をされている方でも、訴えられる症状はさまざまです。

体質別にわけてみます。

 

肝タイプ

肩こりがある
目が疲れがある
頭痛がある
几帳面
声が高め

脾タイプ

胃腸が弱い
むくみやすい
くよくよ考えやすい
肌は黄色っぽい
梅雨(湿気)に弱い

肺タイプ

色白な人が多い
頭痛がある
風邪をひきやすい
喘息・アレルギーがある
腰痛がある

腎タイプ

冷えやすい
腰痛がある
のぼせやすい
トイレがちかい
乾燥肌

 

 

時には、2つのタイプが合わさった人もいます。しかし、どちらかをメインで治療方針を立てます。

そして、それに応じてはり、お灸で治療をおこないます。

 

鍼を刺すところ

 

背部鍼

 

棒灸の写真

 

ご自身の体質を知ることで、養生法も的確にできます。ぜひご相談ください。