最近小学生・中学生の方がご来院してくださる方が増えました。
理由はさまざまで、起立性調節障害、生理痛、肩コリ、頭痛、ニキビ、腰痛など、ほぼ大人と同じような症状です。起立性調節障害は小学生から中学生に多く現れる症状です。これも鍼灸で対応可能です。
小学生・中学生を施術させていただいて感じる事は、大人より改善が早いという事です。
大人の方の生理痛は数カ月かかりますが、中学生でしたら、1、2回で改善が見られます。(完治というわけではありません)
そういう理由で、お子さんの症状はぜひ鍼灸を試していただきたいと思うのです。
もちろん、鍼灸治療での不安はあると思います。
今日はその不安をできるだけ解消するようにご説明いたします。
① 鍼が痛い
小学生までは、鍼は刺しません。小児はりという手法がありますので、それを使います。
以下の写真はていしんという鍼です。刺さずに皮膚に当てるだけです。
これらは左から、ていしん、ざんしん、ローラー鍼、円鍼(えんしん)、円鍼(柳下円鍼)です。
これらは、0歳から使えます。これを小学生、中学生も使います。ですから、鍼の痛みはありません。
② お灸が熱い
お灸も大人のように直接することは少ないです。初回は、間接灸というものを使用します。
間接灸 【かんせつきゅう】 とは
もぐさを皮膚に直接のせるのではなく、もぐさと皮膚の間にほかのものをはさむことで、間接的に灸(きゅう)を行う方法です。
台座灸を使います。
これは棒灸というもので足を温めています。
他には温灸器でお腹や腰を温める事もあります。
ですから、熱く感じる事もほぼなく、気持ちいい温かさです。
③ 何をされるか不安
鍼灸は初めてなので、どなたも不安があると思います。その不安を払拭するべく、出来る限り説明しながら、施術させていただいています。そして、違和感や疑問を感じたら、何でも話していただけるような関係を作りたいと願っております。
治療は施術者が一方的にするものではなく、施術者、患者が一緒に努力していくのが効果があると考えるからです。
お子さんの症状でお悩みの方はぜひご相談ください。