2022.12.28

体質を分かることで、治療効果もあがります。

人は、誰でも、お体の弱い部分があると思います。
全く、体が丈夫な方でも、あるはずです。

子どものころ、どんな子でしたか?

よくお腹が痛くなる、

風邪をよくひく。

熱がよくでる。

など、それらは、もって生まれた体質です。

これを東洋医学では、「素因」と言います。

 

素因は、その方の体質を知るうえで大切です。

もともと、風邪をひきやすい方は、肺が弱い体質の可能性があります。

おねしょをしていた方は、腎かもしれません。

胃腸がよいのは、脾の働きが弱いのでしょう。

 

大人になって、体調を崩した時、まず、その自分の弱いところに
症状が出ることが多いです。

無理すると、ぜんそくが出るという友達を知っています。
普段は健康です。

自分の体質を知って、症状が出た時に、
素因の症状なのか、新しい症状なのかで、

対処が変わります。

 

患者さんを診させていただいて、体質が症状に現れるのを

顕著に感じます。

 

例えば、腰痛で来られた患者さん。

よく聞けば、更年期のような症状もたまにあるとのこと。

これは、腎の働きが悪く、冷えも強かったので、
腎のツボを中心にした治療をおこなったところ、

症状は改善していきます。

腰痛

 

大人の場合、こじらせていると、いろいろな症状がでるので、

判断が難しいですが、その時は、子どものころ、どんな体質でしたか?と

伺うことで、治療の指針にさせていただきます。

あれこれ訊きすぎると思われるかもしれませんが、

お体全体を考えて治療をおこなっています。

 

どうぞ、こんな症状も鍼灸に効果あるの?と思ったら、

お気軽にお尋ねください。

 

LINE、メールは、24時間いつでも可能です。

年末年始は、30日から、4日までお休みしていますが、

ご相談、お問い合わせは受け付けております。

 

よいお年を。

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