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2023.03.07

めまい、メニエール症候群に対する鍼灸について

メニエール症候群について

 

メニエール症候群は、30歳~60歳くらいの女性に多く、治りにくく、再発しやすい病気と思われています。当院で、何人も、施術を受けられていますが、数年にわたって苦しまれていた方が、改善されている例もございます。

妊婦さんで、薬の服用ができない方も改善されていました。

 

睡眠をとる女性

 

メニエール症候群の原因

 

一般に、疲れ、ストレス、睡眠不足が原因と言われています。

しかし、私は、それは、原因ではないと考えます。それは、きっかけでしかないのです。

人は、もって生まれた、体質があり、弱い部分を持っています。

子どもの時、どういう傾向がありましたか?風邪をひきやすいとか、下痢しやすいとか、熱が出やすいとか。また、気性が激しい、泣き虫、びっくりしやすいなども、体質の参考になります。

東洋医学、五行のイラスト

 

東洋医学では、めまいは、肝が原因と考えます。

ここでいう、肝は、肝臓と関連はありますが、肝臓そのものではなく、それに関連した働きと考えてください。

耳は、腎と考えます。ここでも、腎臓ではなく、腎臓もですが、おしっこ、膀胱、むくみなども考慮します。

 

あとは、その方の、体質、その時の他の症状などを考慮して、その方の治療方針を決めます。

 

耳のつまり、めまいを抑えるという事より、体質をよい方向に向かわせることで、症状を出ない、強い体にしようというのが、根本治療です。これは、東洋医学の基本的な考えです。

 

当院の施術の方法

 

当院では、問診、触診、脈診で、まず、方針を立てます。

 

症状をお伺いし、耳の周りや、肩、首、足を触り、触診をし、脈診をして、その方に施術するツボを決めます。それは、本治法と呼ばれる、根本治療です。

 

専門的に言うと、肝の場合、厥陰肝経の曲泉というツボを使う事が多いです。腎の場合は、少陰腎経の復溜を使う事がよくあります。

 

そして、左右どちらかのツボだけに鍼をします。バランスが崩れているので、整えるためには、両方に鍼をしていては、整いませんね。

 

それは、症状が出ている方を考慮しながら、脈を診て、決めます。

 

その後、標治法と言われている、症状に応じてのそれを緩和させる施術をします。

 

メニエール症候群の方は、耳の周りが、凝っている方が多いので、その緊張をほぐすように鍼、時にお灸をします。

肩、頸の緊張、コリを取ることも大切です。

背中の施術の写真

 

また、足が冷えている方は、頭がのぼせがちなので、足をお灸で温めます。

 

メニエール症候群の患者さんは、心も緊張されているので、できるだけ、リラックスしていただけるように配慮します。

 

通院の目安

 

最初は、週に1回がおすすめです。

症状に応じて、間隔は伸ばしていきます。

 

ご自宅での養生のアドバイス

 

よい睡眠をとる事をお勧めしています。

睡眠時間もですが、早めに寝る事が、疲れを取ることにあるので、

10時、11時と早めの就寝を心がけてください。

 

食べ物でダメなものなどはありませんが、

メニエール症候群の方はむくみを取る方がいいので、

むくむような食べ物は避けてください。

 

 

このまま、治らないのではないか、とか、また、めまいが起こったらどうしようという気持ちになるのは、当然です。その事を否定しないでください。

メニエール症候群は、改善できます。

鍼灸もあなたの選択肢にぜひご検討ください。

 

079-431-9345

 

お電話お待ちしております。

 

鍼灸院の内観