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2019.10.30つれづれ

【自己紹介】鍼灸師になった経緯2

2度目の鍼に助けられたこと

 

育児疲れ

 

 

 それから、月日は流れ、私は、結婚し、3人の子供の母になりました。

 

出身は、大阪ですが、夫の転勤で、兵庫県小野市に住みました。
引っ越すまで、聞いた事もない市で知り合いもいませんでした。
転勤から、約1年後に、一人目を出産、
その地で少しずつ知り合いも増え、育児をしていました。

 

 

 3人目の子を出産したのは、上の子が5歳、真ん中が2歳の時。
3人目を出産した1年間は、今までで一番忙しい年でした。

3人目の息子が3歳のころ、私は、疲れやすく、
時間があったら、横になりたい。という日が続きました。

 

お母さんにキスをする男の子

36才の頃でした。当時、8才(小学生)5才(幼稚園)3才の子育ては、
常に時間に追われていました。
夫は、帰りも遅く、実家も遠いので、頼る人はいませんでした。

 

 テレビで30代でも更年期障害があると知り、症状が似ていると思い、婦人科を受診しました。
そんな年でないと、検査もされず、何の処方も診断も出なかったです。

 

 そんなとき、知り合いにふと、「最近、しんどくて、微熱とか続くんよ」と、
軽い感じで言ったら、
「あそこの鍼はなんにでも効くから、だまされたと思って行ってみ」と
電話番号を教えてくれました。

 

 1か月後、やっと予約に電話をしてみました。

鍼のよさは知ってるけど、
それは、腰が痛いとか、肩こりとか、そういう症状やろ。
こんな、だるい、しんどい、微熱とか、
そんなんに効くって、信じられないという気持ちでした。

 

そして、最初の問診でも、その症状は言わず、
肩こりでと1回目を受けました。

 そこの鍼の方法は、刺さない、鍼をあてるだけという方法で、
中学生の時の鍼とは、全然違っていました。
帰るとき、なんだか体が軽くなっているのです。

経絡治療

という方法だと、のちに知りました。

 

魔法のような鍼

 何回目かの時、その日は、頭痛がするので、

そう言うと、そうですか?と鍼を、足の甲に当てているのです。
少ししたら、頭痛が、溶けて消えていくような感じで、なくなりました。
と同時に、先生が「どうですか?」と言われ、「痛みが消えました」とびっくりして答えました。
先生は、当然という表情で、治療をしました。

まるで、魔法のようでした。

 

 それから、私の中で、鍼は、なんにでも効くのかもしれないという、
疑問が期待に変わっていきました。

 

時々メニエールの発作がありました。
一度、回転性のめまいの時、這うようにしか歩けなくて、
夫の運転で、鍼を受けた時も、
帰りには、すたすた歩けたので、びっくりしました。

 

わが子にも小児はり

 

子どもも時々、鍼に行きました。

● 幼稚園の娘 麦粒腫

● 小学生の息子 夏バテ

● 下の息子は、ぜんそく

小児はりも、一切刺さず、鍼を当てるだけ。それで、喘息の発作が治まるのは、
不思議でしかありませんでした。
息子は、病院の吸入より効くと言っていました。

不妊

鍼灸に興味が深まる

 

 2年ほどで、ほぼ、だるい、しんどい、微熱の症状は治まり、
冷え性もだいぶ良くなってきた時、
パートタイムで仕事を探そうと思いましたが、
なかなか、小学生低学年の子が家が帰る時に家にいる仕事なんてありません。

 

そんなとき、お金も、時間も心配せんでいいんなら、鍼灸師になりたいなと、
夫に言うと、「やれば」と言われ、その勢いで、鍼灸専門学校に入学することにしました。

 

下の息子が、小学校に入学する年、私が40歳の時でした。

 

続く