小学生・中学生・高校生の不登校の原因のひとつに、起立性調節障害があります。
起立性調節障害の症状は、
朝起きれない、動悸・頭痛、などの自律神経症状です。
うつや、自律神経失調症と間違われやすいのですが、
血圧の検査で、診断がつきます。
気になる方は、ぜひ、小児科を受診されることをおススメします。
起きてすぐ、血圧の変化がある。
そして、朝がしんどくて、昼から夜になると症状が治まってきます。
原因は分かっていませんが、10代のお子さんの10%がかかる病気だと言われています。
春から、夏休みに多いのも特徴です。
東洋医学では、春は、気が活発になり、上半身の症状も多く出てくるので、
気を下げる、また、自律神経を整えるツボを刺激することで、本来の健康な状態に戻していきます。
起立性調節障害は、治る病気ですが、
お子さんも、ご両親も不安になりますね。
当院では、なるべく、不安をとりのぞいていくように、言葉がけをしています。
そして、まずは、心を休めてあげることが大事だと思います。
今まで元気に朝起きて、学校に行って、部活もして、、。
その生活が一変して、お母さん、お父さんも不安に思われることでしょう。
本人の不安は、それ以上かもしれません。
当院の方針としては、
病院・小児科での診察を否定せず、
その補助として、お体を整え、
リラックスできる体にと改善していきます。
小学生高学年で、可能でしたら、ご自宅でもお灸や、
生活アドバイスもさせていただきます。
東洋医学的に診れば、
頭痛、が起こる。
足が冷えているのに、胸が熱い、息苦しいなどは、
のぼせが原因の場合がありますので、
気を下げるツボ、(主に足ですが)を施術します。
また、頭がボーとしている場合は、
上に上がった熱を、鍼で取ります。
全身のバランスを整える事が、心身を安定させることにつながります。
ゴールデンウィークは、季節の変わり目で、体は結構がんばっています。
無理のないスケジュールで、ゆっくりする日も作ってください。
楽しい休日をお過ごしください。