当院での治療の方法は経絡治療というものがベースです。
経絡治療とは、ツボの流れを経絡と呼ばれる線に診たて、そのツボを施術することで、体のバランスを整え、自然治癒力を上げその方を健康な状態に持っていこうとした治療法です。
その経絡治療の中でも、いくつの手技があり、そのひとつに子午治療というものがあります。
今日は、それについてお話します。
子午治療
Wikipediaによりますと、こう書かれています。
子午治療(しごちりょう)とは、子午関係を応用し、用鍼を時間帯に合わせて刺鍼していく方法である。子午運気の治療または対角線療法、子午療法といったりする。引用元
時間帯によって使うツボが変わるという事です。子午の時間は下のように割り当てられています。
夜中1~ 3時 肝
3~ 5時 肺
5~ 7時 大腸
7~ 9時 胃
9~11時 脾
11~13時 心
13~15時 小腸
15~17時 膀胱
17~19時 腎
19~21時 心包
21~23時 三焦
23~ 1時 胆
これを治療にどう使うかというと、毎晩夜中の2時に目が覚めてなかなか寝付けないという場合、肝の問題とみる。腰がいつも夕方の4時ごろに痛いとなると膀胱の問題かもとみる。
もちろん、症状の時間だけでツボが決まるものではありませんが、そういう診方もするという事です。
もし、何時にその症状がきつくなりますか?と聞いたら、それは、子午を考察しているのです。