不妊治療に鍼灸が効果的な理由
不妊で悩まれている方、不妊治療をされている方が鍼灸に通われているのは、だんだん知られてきました。昔から、不妊に鍼灸はいいとはされていました。
今日は、なぜ不妊治療に鍼灸がよいのか、どういう事が起きているのか、お伝えしたいと思います。
不妊とは、
妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。引用元 公益社団法人日本産科婦人科学会のホームページ https://www.jsog.or.jp/citizen/5718/
一定期間は1年とされています。
ほとんどの方は、機能的に問題がなく、まだ妊娠しない状態です。ですから、治療をするわけではありません。
不妊治療は、病気の治療ではないのです。逆に、病気がなく、健康なお身体なので、不妊治療ができるのです。
しかしながら、その方が、100%健康かと問われると、そうではありません。頭痛、腰痛、肩こり、花粉症、生理痛、便秘など、真剣に治療するほどではないが、薬を飲みながら、または我慢しながら、生活している方も多いです。病気ではないが、予備軍かもしれません。
そこを整えていくのが、鍼灸ー東洋医学の考え方です。体の不調は、体のバランスが崩れている事が原因なので、そこを整えていく事で、体のバランスが正常に戻り、気・血・水の巡りが良くなり、症状が消えていくということです。
当院では、患者様の症状をお伺いし、日常生活で困っている事、生理痛の有無、なども考慮しながら、鍼灸の施術をします。
不妊に効くツボという特効穴(とっこうけつ)はありません。その方、その方に必要なツボ、刺激量(鍼の深さや、お灸の大きさ)は変わります。
そうして整えていく事で、体を従来のその方のベストな状態になった時に、妊娠できると考えています。
体外受精で、妊娠に至る場合、血液検査、卵のグレード、子宮内膜の厚さなど、数値で明らかによくなって、ご懐妊という事になります。
不妊治療は、先の見えない治療に思われるかもしれませんが、当院に通われている方は、少しずつお体に変化を感じる方が多く、継続して通っていただいております。
しんきゅうコンパスというサイトにご出産された方から、口コミをいただきましたので、紹介されていただきます。