日本人の約3000万人が腰痛があるという発表を2019年に日本整形外科学会がしています。
それほど、腰痛に悩んでいる人は多いです。
その15%は、原因がわかっているが、残りは原因がわからないと言われています。
気のせいと言われるケースもあるようです。
腰痛が気になりだしたら、どうしたらいいか、
お話します。
腰痛によっては、ほおっておいたら、危険な場合もあります。
その見分け方をまずは、お伝えしましょう。
危険な腰痛の見分け方
緊急で病院にいくべき腰痛を伴う病気
化膿性脊椎炎
背骨の細菌感染症
発熱があること、痛みがどんどん増していく。安静にしていても、痛い。
CTではわかりづらく、MRI検査でないと見つかりません。
癌の骨への転移
日に日に痛みが増す。
じっとしていても痛い
大動脈解離
大動脈の壁が避ける病気です。激痛で、背中も痛みが走ります。
これらの病気は、腰痛と思い、リハビリをしたり、鍼灸をしても一時的にはよくなる気がするかもしれませんが、
すぐに痛みが戻ります。
病院で調べるべき腰痛
尿管結石
腎盂腎炎
胃潰瘍。十二指腸潰瘍
急性膵炎
子宮筋腫
これらの病気は、腰痛を伴う事が多いです。
病院で検査していた方が安心です。
病院へ行くかどうかの見分け方
①今まで経験したことのある痛みかどうか
②安静にしていも痛いかどうか
③発熱、体のだるさなど、ほかの症状があるか
④鍼灸、リハビリなどでも、改善がみられないかどうか
今までにもあった痛みで、動かしたら痛くて、寝る時は痛くなく、
体は健康で、日によっては、よい日悪い日があるというのでしたら、
鍼灸治療を続けるのがお勧めです。
当院では、腰痛の治療でも、全身を診て、全身治療をさせていただいております。
東洋医学では、病気は、経絡(体をながれている気の道)の乱れ、滞り、などが原因で、
経絡の流れをよくすることにより、その方のお体をよい方向にと改善していく治療法です。
どこに行ってもよくならない、とあきらめず、ご相談ください。