当院ではツボに鍼をしたりお灸をします。そうする事でその方の自然治癒力をあげ、お身体を健康な状態に戻します。
しかし、そもそもツボとは何なのでしょうか?
ツボとは、東洋医学における「経穴(けいけつ)」と呼ばれる、体中に点在する特定の部位のことです。
東洋医学におけるツボの概念
- 経絡(けいらく)との関係
- 東洋医学では、体の中には「気(き)」や「血(けつ)」と呼ばれる生命エネルギーが流れる「経絡」というルートがあるとされています。
- ツボは、この経絡上にある、気や血の出入り口のような場所と考えられています。
- 体の状態を反映:
- 体の不調や病気は、気や血の流れが滞ったり、乱れたりすることで起こると考えられています。
- ツボは、体の状態を反映する場所であり、不調があるとツボに反応が現れることがあります。
- 治療点としての役割:
- ツボを鍼やお灸、指圧などで刺激することで、気や血の流れを調整し、体のバランスを整え、自然治癒力を高める効果が期待できます。
ツボの役割
- 痛みの緩和:
- 特定のツボを刺激することで、神経系に作用し、痛みの伝達を抑制したり、筋肉の緊張を緩和したりします。
- 自律神経の調整:
- ツボ刺激は、自律神経のバランスを整え、ストレスや不眠、便秘などの症状を改善する効果が期待できます。
- 血行促進:
- ツボを刺激することで、血流を改善し、体の隅々まで酸素や栄養を届け、老廃物を排出する効果があります。
- 免疫力向上:
- ツボ刺激は、免疫細胞の活性化を促し、病気に対する抵抗力を高める効果が期待できます。
ツボの種類と数
- 全身には、数百ものツボがあると考えられています。
- 世界保健機関(WHO)では、361のツボの位置と名称を統一しています。
ツボは、東洋医学において、体の健康を維持・回復するための重要な役割を担っています。
その方の症状に合わせたツボを選ぶ事で、驚くほどの効果があります。
ぜひご相談ください。