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2024.08.02鍼灸

東洋医学の刺絡という治療法について

鍼灸の治療の1つに、刺絡という方法があります。

 

 

鍼で血を出す方法です。東洋医学に瘀血という考え方があります。溜まった血で自分ではうまく流れない血です。それが症状をだしています。アトピー、捻挫、むくみ、頭重感などです。

 

 

頭痛

 

日本刺絡学会という学会があります。

 

そのホームページによると

 

刺絡とは

刺絡鍼法とは、経絡の流注とその主治作用にもとづき、患者の病態に応じて、皮膚・経穴・血絡を選択し、三稜鍼またはその他の鍼具を用いて浅刺し、少量の血液を放出して経絡の気血の流行を疏通せしめ、症状を緩和し、疾病の治癒をはかる方法である

引用元 https://shirakugakkai.com/shiraku/

 

 

血を出す場所は手足の爪の横(井穴)、紫色や青い細い血管が見える場所(細絡)、皮膚の腫れていたり固いところなどです。ガラスのコップのようなもの(吸角)で血をすいとる方法もありますが、当院では使っていません。手で血を押し出します。

 

 

血を出すと聞いて怖いと思われるかもしれません。しかし、刺絡は昔から受け継がれてきた安全な方法です。衛生面でも消毒をし、手袋を着用し、血は密閉して廃棄しています。

 

 

以前、犬にかまれて腫れている腕に刺絡をおこなったら、すごく軽くなったと喜んでいただきました。むち打ちで頭が重い方には、頭と首の間に刺絡をする事で、すっきりします。アトピーで熱を持っている場合も本当に楽になります。

 

深呼吸の写真

 

ぜひ、ご相談ください。