当院には、肩こり・腰痛など痛みや整形外科的疾患の患者様も多く来られますが、最近は、パニック障害・めまい・動悸・不眠症などの自律神経系の症状を訴える方も多く来院されます。
こうした傾向は当院だけではなく鍼灸院一般で多く聞かれます。
それほど、現代人は悩んでいる事を表してるともいえます。服用中の方もいらっしゃいますし、病院には行かれていない方もいらっしゃいます。
当院では、初診詳しくお話をお伺いし、原因となっている臓器の働きを探りツボを決めます。
感情の傾向も手掛かりになります。例を挙げると、何かネガティブな出来事が起こった時に、腹が立つ人、嘆き悲しむ人、おびえる人など人の反応はさまざまです。怒りは肝を傷つけ、泣くのは肺を傷めます。怯えは腎に悪影響を及ぼします。笑うのがいいかといえば、喜び過ぎると心を壊します。また優柔不断な人は、胆の働きが弱っているかもしれません。そういう事も考えて鍼灸治療を続けていくと、精神的にも安定し、動じにくい精神を作ります。
そういうアプローチができるので、鍼灸はパニック障害や、不安症などにも改善できます。ただ、1回では難しいです。定期的に通っていただく事を薦めします。
早めに来られたかた、薬を飲んでいない方、飲み始めてまだ時間が短い方は、効果が出やすいように感じます。
どうかお早めにご相談ください。