人は、誰でも、お体の弱い部分があると思います。
全く、体が丈夫な方でも、あるはずです。
子どものころ、どんな子でしたか?
よくお腹が痛くなる、
風邪をよくひく。
熱がよくでる。
など、それらは、もって生まれた体質です。
これを東洋医学では、「素因」と言います。
素因は、その方の体質を知るうえで大切です。
もともと、風邪をひきやすい方は、肺が弱い体質の可能性があります。
おねしょをしていた方は、腎かもしれません。
胃腸がよいのは、脾の働きが弱いのでしょう。
大人になって、体調を崩した時、まず、その自分の弱いところに
症状が出ることが多いです。
無理すると、ぜんそくが出るという友達を知っています。
普段は健康です。
自分の体質を知って、症状が出た時に、
素因の症状なのか、新しい症状なのかで、
対処が変わります。
患者さんを診させていただいて、体質が症状に現れるのを
顕著に感じます。
例えば、腰痛で来られた患者さん。
よく聞けば、更年期のような症状もたまにあるとのこと。
これは、腎の働きが悪く、冷えも強かったので、
腎のツボを中心にした治療をおこなったところ、
症状は改善していきます。
大人の場合、こじらせていると、いろいろな症状がでるので、
判断が難しいですが、その時は、子どものころ、どんな体質でしたか?と
伺うことで、治療の指針にさせていただきます。
あれこれ訊きすぎると思われるかもしれませんが、
お体全体を考えて治療をおこなっています。
どうぞ、こんな症状も鍼灸に効果あるの?と思ったら、
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